自信には、3つの要素があります。
それは、
- 自己評価
- 行動
- 自己主張
です。*1
それぞれについて、わかりやすく解説しましょう。
1. 自己評価
自己評価は、自信の基礎となるもので、3つの柱から成り立っています。
- 自分はかけがえのない人間だと思うこと
- 自分には能力がある、努力次第で能力を身につけることができるという、自分の能力に対する信頼
- 人から愛され、認められ、必要されていると思うこと
2. 行動
行動は、自信の原動力となるものです。
自分には能力があると思えれば、安心して行動することができます。
「やっぱり自分にはダメなんじゃないか?」と行動を起こすことをためらっていると、自分の能力を信じられなくなってしまいます。
その結果、自己評価が下がり、自信もなくなってしまいます。
3. 自己主張
自分の希望を伝えたり、嫌なことに「ノー」と言ったりする。
自分をうまく主張できるようになると、あなたの自信も確かなものになります。
なぜ自己主張が大切かというと、人は、ひとりでは生きていけないからです。
上手に自己主張ができないと、あなたは周囲から「軽く」扱われてしまうようになります。
それによって、自己評価を低められ、結果的に自信を失ってしまいます。
この3つの要素は、それぞれが関係しあっています。
自信を失ったときは、この3つの要素に分解して、それから対策を練っていくとよいでしょう。
1) 自信をもてない人のための心理学 P.48